世界的大ヒットとなった彼のコンサートリハーサルを収めた映画
『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が、
DVDとBlu-rayで発売され、店着初日となる1/26付デイリーランキングで
総額16.1億円の売上を記録したそうです。
わたくしも、残念ながら、劇場に行くことが出来なかったので、
DVDが届くのを楽しみにしていました。
見終わっての感想は、一言、『やっぱり彼は、すごい!真の一流のプロの
エンターテイナーとはこういうことなんだ!』と
改めて感じさせられました。
と、同時に、表にはいままで決して見えてこなかった
リハーサルと言う裏の部分で、細かな部分にこだわり、
徹底して人一倍真剣にリハーサル(練習)をしている姿。
天才と言われていた彼もまさしく、
徹底した完璧なまでの努力の人だったのだと。
彼も一流の最高の仕事(ステージ)を世界中のファン(お客様)に
提供するために、こんなに悩みながら、神経をすり減らしながら
考え抜き、裏ではストイックに仕事をしていたのだ。
私達も偉大なスターである彼から学ばなければいけないことでは
ないかと。
この映画を見て、
真のリーダーとは、チーム力とは?
ということの大切さをビジネスでどう
取り入れていくか、大変考えさせられました。
まず、チームには、真摯な姿勢をもつ、偉大なリーダーが
必要だということ。
彼を見ていると、
真の優れたリーダーとは、自分が目標に向かって『レッツゴー!』と
言った時、どれだけの優秀な人材を集め、仕事に取組む
ことが出来るかに尽きると感じました。
そして、集まったメンバーに対し、
どれだけのミッションやゴールをイメージさせ、
仕事をしていけるかどうか。
この映画の最後に、彼がメンバーに対し、コンサートに向けての
労いの言葉とメッセージ(方向性)を伝える場面があります。
『みんなよっくやっている。感謝するよ。
みんなでしばらく信じ、全力で続けていこう。
忍耐と理解をもって。これは冒険のはじまりだ。
ファンの望みは、日常を忘れる体験だ。
私達の使命は、未知の世界に連れて行ってあげることなのだ。
みんな私のファミリーだ。愛しているよ。
私達で、世界の愛を取り戻そう。
互いを愛すること、地球を守ること。
4年でもとの地球を取り戻そう
僕らのコンサートの大切なメッセージだ。
みんなに感謝し、祝福するよ。ありがとう。』
このメッセージの中には、
真のリーダーとは?
一流のプロの仕事とは?
チームで仕事をするとは?
お客様に最高のサービス(商品)を提供するとは?
ファンを大切にし、リピーターを作るためには?
人として自己実現、他己実現の大切さ、成長する素晴らしさとは?
短いながらも、これらのことを伝えるべく、
分かりやすく心のこもった的確なメッセージだと感じました。
この映画の冒頭では、彼と一緒にステージに立ちたいと
世界中から集まったダンサー達が、涙ながらにその感動を
語ることから始まります。
自分を慕って世界から、集まった一流のダンサー達、ミュージシャン達、
これ以上に最高のチーム、作品を作る条件は他にはない。
そして、見終わって感じたこと。
マイケル自身が一番、ステージ上で動き、リーダー自らが
人一倍ストイックに練習をし、メンバーにやってみせていた。
経営の祖とよばれる、ドラッカーの
『リーダーが公言する信念とその行動は一致しなければならない、
リーダーシップは、賢さに支えられるものではない、
一貫性に支えられるものである』
『こまかしはきかない。一緒に働けば、特に部下は、
その人間が真摯であるかどうかは数週間で分かる』
という言葉が浮かんできた。
デンと、離れたところに座って、普段は、
命令や指示をしているだけのリーダーがどんなに多いことでしょう。
これで、部下がついてこない、言ったことが伝わらないと
嘆いてはいませんか?
私も自分で反省する場面もあるかなと。。
マイケルの素晴らしいところは、短く的確な指示、
なぜ、それが必要なのか?を伝え、やってみせる。
最終ゴールをイメージさせ、最後は温かい言葉でフォローしている。
例えば、『もっとスローに、1テンポ遅くしよう』
そして、メロディーを歌って自分がやってみせる
みんなが改善する、チェックする。理解したか確認する。
『あともう1歩だよ、曲のためのだ
もっとよくなるよ』とフォローする。
『曲が終わるのが早すぎる、もっと余韻を残そう』
こうだと言って、踊ってやってみせる。
『月光に浸る感じだ。』理解したか確認する。
『怒ってないかいないよ、愛なんだ。』
この小さな改善の繰り返し、繰り返し、、、
最高で完璧なものをチームで作っていく緊張ある一体感。
周りのダンサーやスタッフも、
偉大なリーダーであるマイケルの指示やアドバイスで
どれだけのものが変わっていくのか、ワクワクしながら、くいついていく。
楽しみながら、ファンのために、自分の成長のために、
すぐになおしてリメイクしていく。本物のリーダー、
本物のプロの集団からは、文句やぼやきは絶対に出てこない。
人一倍の使命感をもって仕事に臨んでいるから。
真剣なのだ、すべてにおいて、すべての人が。
チームでゼロからものを創っていく素晴らしさ、喜びを
真摯で情熱的なリーダーのもと、みんなで共有しているのだ。
これがお客様へと伝わり、感動をよぶのです。
このように並々ならぬ、厳しさ、努力の積み重ねがないと
人を感動させることなんか本来、出来っこないのではないかと思うのです。
リーダーにもチームにもここまでの徹底した覚悟がないと実現できない。
最近、『顧客感動』という言葉が独り歩きしている
ようにさえ感じることがあります。
本当に、会社に、リーダーに、メンバーに
それを実現する、しなければいけないんだ!という覚悟がありますか?
人を感動させ続けるには、彼のいっていた通り、
答えのない所にいく、まさに冒険なんだと思います。
冒険をするには危険も伴う。まっ、これでいいか、には
行き着けない。その覚悟がありますか?ということだと
思うのです。
真の顧客感動とはこう作る
お客様からありがとうと感謝されるサービスとは?
すべての答えが詰まっているよう気がしました。
作られたビデオよりも、真の、うそのないドキュメントだから。
50歳とは思えない、素晴らしいダンス、歌はもちろんですが、
彼のこのステージにかける情熱・こだわりは、
やはり人並みをはずれている様子がよく分かります。
大切な宝物を失ってしまったんだなと改めて感じます。
高校生のころ、東京ドームに彼を見に行きました。
大きな会場、満員のファン。
小さな姿しか見えなかったけど、それを感じさせない、ステージを
一体感にさせるパワーは、ものすごいものだったことを覚えています。
マイケル世代の私にとって、生で彼のステージを
もう一度見たかったなと。。
『一流のプロは微差にこだわり続ける、一流のプロは微差を馬鹿にしない。』
この映画のリハーサルの様子は、ただ、この言葉につきるような気がしました。
そして、『さぁ、今から変わることを恐れず、勇気をだしてみて』と
最後に彼からメッセージを戴いたような気もします。
是非、ご興味あがれば、皆さんもご覧になって見て下さいね。
人それぞれで何かを感じることがきっとある素敵な映画だと思います。


コメント